
食品工場において欠かせない「解凍機」は、種類によって機能やサイズが異なります。そのため、自社に合うものを選ばないと、適切な解凍ができず、食品を傷めてしまう恐れがあるでしょう。そこで今回は、魚介からお寿司まで、鮮度を保ったまま解凍できるおすすめの冷凍魚解凍機をまとめてみました。導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
プロトンエンジニアリング株式会社

プロトンエンジニアリング株式会社の基本情報
会社名 | プロトンエンジニアリング株式会社 |
住所 | 東京都品川区南大井二丁目7-9 アミューズKobayashiビル 3階 |
電話番号 | 03-6423-0478 |
プロトンエンジニアリング株式会社は、業務用の解凍機・冷凍機・凍結機を取り扱っている業者です。食品の鮮度を保ったまま冷凍・解凍を行うので、添加物なしでもおいしい状態を維持できます。
幅広いニーズに対応
食材は、正しい方法で冷凍・解凍しないと、せっかくの価値が下がってしまいます。とくに魚介やお寿司などの生ものは、解凍時に変色したり、ドリップが発生したりする恐れがあるため注意が必要です。
プロトンエンジニアリングの解凍機・凍結機は、高品質冷凍保存と急速解凍を実現しているので、食品の鮮度はもちろん、変色やドリップが発生する心配がありません。
また、お客さんのニーズに合わせて、完全解凍~半解凍、小型標準機~大型などの対応も可能です。食品の量やスペースなどに応じた設備を提案してくれるのもうれしいでしょう。
モデルを選ぶときのポイントは、設置スペース・電源や排水設備の確認・作業環境などです。とくに設置スペースは重要になり、最新モデルという理由だけで選んでしまうと失敗します。かならずサイズを確認し、搬入経路や設置場所の寸法も測定しておきましょう。
作業フローに適合するモデルを選ぶことも大切です。
メリットが多い
プロトンエンジニアリングの解凍機には、大きく3つのメリットがあります。
1つ目は、業界No.1の解凍速度です。特許技術である「湿度100%」によって、低温解凍でも最速で解凍してくれます。たとえば鶏肉2kgの場合、たった3時間での完全解凍が可能です。
季節に左右される心配もないので、一年をとおして安定した品質で提供できるのも大きなメリットでしょう。
2つ目は、均一解凍と省力化です。ムラなく均一に解凍するので、ドリップが発生しません。また均一解凍することで歩留まりがよくなり、省力化も期待できます。
3つ目は、労働環境の改善です。冷蔵機能を搭載しているので、解凍後はそのまま冷蔵保管ができます。表面温度コントロールによって、鮮度を保てるのもポイントです。
解凍技術の課題をクリア
食品工場の解凍技術において課題となっているのは、人手不足や解凍時間の長さ、解凍ムラなどです。とくに自然解凍や水解凍を行う場合、人の目で確認するため、重労働や休日出勤のリスクが大きくなります。
だからといって、解凍を放置してしまうと、鮮度が落ち、売りものになりません。また、鮮度が落ちた食品は使用されないため、仕入れ量が増え、食品ロスが生じる恐れもあります。
解凍時間も、食品によってさまざまです。畜肉は商品製造日の2日前から解凍するため、早くても2週間はかかるといわれています。生産性も悪く効率も下がってしまうでしょう。夏は溶けすぎ、冬はなかなか解凍されないなど、解凍ムラがあるのも大きな問題です。
プロトンエンジニアリングは業界No.1の解凍速度なので、時間をかけずに解凍でき、解凍後も鮮度を保ったまま冷蔵保管できます。食品工場における解凍技術の課題をしっかりクリアしているので安心です。
株式会社フィッシュカッターツネザワ商事

株式会社フィッシュカッターツネザワ商事の基本情報
会社名 | 株式会社フィッシュカッターツネザワ商事 |
住所 | 宮城県気仙沼市岩月長平15-2 |
電話番号 | 0226-27-4025 |
株式会社フィッシュカッターツネザワ商事は、明治40年代に創業して以来、さまざまな加工機械を製造・販売しています。製造品目は200機種を超えていますが、解凍機は2機のみです。
取り扱い機種が豊富
フィッシュカッターツネザワは、200機種以上の製造品目があり、用途に合わせて選ぶことができます。解凍機は2機のみですが、全自動式から手動式まで、魚の種類や処理量に合わせて解凍できるのでスペックは十分でしょう。
このほかにも、加工機や鱗取機、処理機など、200機種以上を取り扱っています。
均一な流水解凍を促す解凍機
解凍タンクに冷凍した食品を投入することで、流水解凍が行えます。また、投入後は送風機(ブロワー)と水を循環して解凍していくため、ムラがなく均一です。
単層から多層、全自動式から手動式まで、要望に応じて製作してくれるので、処理量が多くても安心してお任せできるでしょう。
静電気を使用した解凍機
解凍した食品に微弱の静電気を流し、解凍するタイプも取り扱っています。静電気を流すことで細胞内の分子レベルに作用し、鮮度を落とすことなく解凍できるのが特徴です。
解凍時に多い変色やドリップ、ムラなども軽減してくれるので、解凍前と同じおいしさを保つことができます。
株式会社JSE

株式会社JSEの基本情報
会社名 | 株式会社JSE |
住所 | 山口県下関市山の田中央町3-28 |
電話番号 | 050-3152-1965 |
株式会社JSEは、食品工場で使用されている業務用冷凍・冷蔵庫などを、製造・販売している業者です。すべてオーダーメイド受注なので、自社と相性のよい機械を導入することができます。
高品質なので鮮度そのまま
JSEの解凍機は、解凍前と同じ鮮度のまま食品をよみがえらせる「ミキシングバブル解凍」を採用しています。ミキシングバブル解凍とは、発生させた泡を水流で攪拌し、ムラなく解凍させる独自の解凍法です。
特徴は、大きく3つあります。
1つ目は、低温解凍です。10℃以下(基本4℃)でじっくり解凍していくので、鮮度が落ちません。
2つ目は、短時間解凍です。一般的に、自然解凍には12~13時間かかるといわれています。もちろん、容量や密度によって変動しますが、短時間で解凍するのは困難です。JSEの解凍機は1時間30分~3時間で解凍できるので手間がかかりません。
また、オールシーズン同じ時間で解凍できるため、夏も冬も同じ鮮度を保てるでしょう。
3つ目は、均一解凍です。独自の対流方式・低温循環式を採用しているので、解凍ムラがなく均一です。万が一水温が急激に下がっても、温度調節機能でしっかり対応できます。
このほかにも、大量の食品を一度にスピーディーに解凍することも可能です。100kg~6tと能力も高いので、工場の規模を選ばず導入できるのもうれしいでしょう。
簡単操作でローコスト
機械が苦手な方でも操作しやすいように、全機種直感操作の自動式です。給水・解凍は任意の時間にセットできるので、業務の効率化も図れるでしょう。KGシリーズにおいては、ボタン操作でバケットが昇降し、簡単に解凍した食品を取り出すことができます。
ここまで機能が充実しているとコストがかかるイメージがありますが、JSEの解凍機は使用水量を大幅にカットしているので、水道代はもちろん、電気代もかかりません。
また、解凍によって出る血液もほとんどないため清潔です。下水もしくは排水処理施設に直結させれば、解凍用水を排水する際に公害問題になる心配もないでしょう。
要望に沿った設計が可能
JSEは開発からメンテナンスまで一貫して行っているので、お客さんの要望に応じた設計が可能です。主なオプションは、サニタリー仕様やシュート、ヒーターなどが挙げられます。
サニタリー仕様にすることで、工具を使わず簡単に配管を分解洗浄できます。そのため、常に清潔な状態を保つことができ、故障も大幅に減らせるでしょう。
シュートは、解凍物の受け取り口です。設備に合わせて設計してくれるので、処理量が多い場合でも安心です。
ヒーターは、配管に巻くことで凍結を防ぐことができます。とくに寒冷地で使用する場合、ヒーターの設置が役に立つでしょう。
まとめ
今回は、魚介からお寿司まで、鮮度を保ったまま冷凍・解凍できるおすすめの冷凍魚解凍機3選を紹介しました。冷凍下食品は、適切な方法で解凍しないと、変色やドリップが発生するなど、食品の価値を下げてしまう恐れがあり、非常に危険です。また、自然解凍や流水解凍は時間がかかるため、人手不足も懸念されています。破棄することで、仕入れ量が増えてしまうのも大きな問題でしょう。解凍機を導入すれば、短時間で解凍できるだけでなく、鮮度も保つことができます。さらに人手不足や解凍ムラなども軽減できるので、食品工場をしっかりサポートしてくれるでしょう。今回の記事を参考に、自社に合った製品を選んでみてください。