解凍機導入にあたり
おすすめ解凍機メーカー6選!
徹底解説
~解凍ざんまい~
更新日:2024.03.01

おすすめの解凍機メーカー6選をご紹介します!

食品を扱う工場において欠かせない機器として、冷凍した食品を解凍する「解凍機」があります。また解凍機にも完全解凍・半解凍などの機能面や、大きさなどでもさまざまな種類がありますが、自社のニーズに合わせた解凍機を選ぶことが大切です。

また解凍機の導入を検討する際、解凍機を開発や販売しているメーカーの数も多く、それぞれ機器の特徴などもさまざまなので、


・どの解凍機を選べばいいの?
・どんな解凍方法があるの?
・なにを優先すればいいの?


といった疑問や課題が生まれると思います。

そこで当サイトでは、解凍機の導入を検討している方の疑問や課題解決に役立つ情報をまとめてご紹介しています。

機能や大きさなど、こだわりで選ぶおすすめの解凍機や、解凍機を導入するうえで知っておきたい情報のほか、WEBアンケートを実施して実際に解凍機を導入した方の口コミや評判についてもまとめてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。そして工場の生産率や稼働率を上げるような解凍機をゲットしましょう。

解凍のキホン!完全解凍・半解凍のちがいとニーズ

                   解凍機メーカー解凍のキホンの画像

解凍機について調べる前にまず知っておきたいのが、完全解凍と半解凍の違いやそれぞれのニーズについてです。冷凍食品の調理前準備として重要な解凍ですが、食品の種類や使用目的によって適切な方法は異なります。ここでは完全解凍と半解凍それぞれの特徴や、冷凍機の大きさごとの違いについて詳しく解説するのでぜひチェックしてみてください。

【完全解凍とは?】特徴と完全解凍のニーズ(大型、中型、小型)

「完全解凍」とは、冷凍された食品を元の新鮮な状態に近づけることを指します。完全解凍するためにはさまざまな手法がありますが、なかでも室内に放置する自然解凍、冷蔵庫内で解凍する方法、水に沈めて流水で解凍する流水解凍が一般的です。

すでの調理済みの冷凍品や下茹でしてある野菜などを解凍する場合は、完全解凍をして利用することも少なくありません。ただし完全解凍には解凍時に時間がかかる、解凍時にドリップが多く発生する、解凍機での解凍でも表面温度が保ちにくいなどの課題があります。実際に完全解凍ができる解凍機は、どのような場所でのニーズが高いのでしょうか。

大型解凍機の場合

大型解凍機は、大規模な飲食店や工場などで使用されるのが一般的です。とくに調理済みの食材を大量に使用する場合に適しており、解凍スピードや効率が求められることも多く、連続して解凍が必要な場面でのニーズが高いといえるでしょう。メーカーによりサイズや形状に幅があり一概にはいえませんが、大型解凍機の1回の解凍量の目安は3t〜10tを超えるものまであります。

中型解凍機の場合

中型解凍機は、中規模の飲食店や小規模な食品加工業者などに適しているでしょう。このような場所では毎日変化する需要に応じて利用する食材の量を見極めて解凍する必要があり、スピード感や効率は重要です。さらに、限られた場所に設置することになるため空間効率とコスト効率を考慮した設計が求められます。中型解凍機の解凍量の目安はおよそ100kg~3tです。

小型解凍機の場合

小型解凍機は家庭用や小規模な飲食店で使用されるのが一般的です。少量の食品を短時間で解凍する必要がある場合に適しており、使いやすさと省スペースを重視して選ぶ方が多いでしょう。毎日の食卓や顧客に提供するための少ない食材を効率的に活用するために、需要のある解凍機です。小型解凍機の解凍量の目安はおよそ20kg~500kgです。

【半解凍とは?】特徴と半解凍のニーズ(大型、中型、小型)

「半解凍」とは、冷凍食品を完全に解凍せず、ある程度まで温度を上げて扱いやすくすることを指します。一般的に解凍の次の工程が切断やスライス等の場合、半解凍されることが多く、切断面の仕上がりが良くなったり切断かすを減らしたりできるというメリットがあります。

また完全解凍に比べて解凍までの時間を短縮でき、食品の鮮度や品質を保ちやすいというのも半解凍の特徴です。解凍機のなかにも、半解凍までを効率的に行ってくれるものがありますが、大きさごとのニーズは下記のようになっています。

大型解凍機の場合

大型解凍機は大型のレストランや食品加工工場などで使用されることが多いです。大量の食品を効率的に半解凍し、短時間で調理や加工ラインに送ることが可能であり、品質維持にも大きな効果をもたらしてくれます。メーカーによりサイズや形状に幅があり一概にはいえませんが、大型解凍機の1回の解凍量の目安は3t〜10tを超えるものまであります。

中型解凍機の場合

中型解凍機は、中規模の飲食店や小規模な食品加工業者で利用されることが多いでしょう。需要を見極めながら解凍する量を調整する必要がありますが、半解凍なら短時間で行うことができるので解凍量が少なかった場合でも比較的すぐに追加で解凍でき、トラブルにも対応しやすいという魅力があります。設置場所が限られていることが多いため、空間をうまく活かした設計が求められます。中型解凍機の解凍量の目安はおよそ100kg~3tです。

小型解凍機の場合

小型解凍機は家庭用や小規模な飲食店で利用されるのが一般的です。必要な分だけ食品を半解凍してすぐに調理に移ることができるので、日々需要が変わる場合も利用しやすいでしょう。利便性と省スペースを兼ね備え、簡単な操作で利用できる解凍機が求められることが多いといえます。小型解凍機の解凍量の目安はおよそ20kg~500kgです。

メーカーにより解凍量や解凍方法が違うので、ニーズにあった解凍機を選ぶことが必要です。希望の解凍量に応じて対応してくれるメーカーや、完全解凍・半解凍どちらも可能な解凍機を取り扱うメーカーもあります。

point
  • 「完全解凍」とは、冷凍された食品を元の新鮮な状態に近づけること
  • 「半解凍」とは、冷凍食品を完全に解凍せず、ある程度まで温度を上げて扱いやすくすること

【解凍関連】食品業界が抱える悩み

 解凍機メーカー食品業界が抱える悩みの画像

冷凍品を活用した食品を扱う業界においては、冷凍品ならではの課題や悩みを抱えています。ここではそんな悩みを詳しくご紹介していきます。

衛生問題

1つ目の悩みとして挙げられるのは衛生問題です。冷凍食材の解凍方法にはいくつかの種類がありますが、設備での菌の増殖の可能性が高くなるなど、衛生面での不安が叫ばれています。

またこれらの解凍方法では解凍ムラが発生してしまう可能性も高く、食品の品質が低下してしまうことも考えられます。さらに流水解凍では1tの食材を解凍するために10tの流水が必要とされており、使用される水道代や下水代、排水される汚水処理も大きな負担となってしまうでしょう。

解凍品質のバラツキ

そして解凍する手順や解凍する食品の扱い方などによって、解凍品質にバラツキが出てしまうことがあります。これは食品を扱う厨房スタッフの熟練度による部分も大きく、解凍品質が違うと出来上がる料理の味や品質にも大きく影響してしまうことが考えられます。

さらに食品の解凍作業を行っている間は、つねに湿度管理なども行う必要があるケースも多く、この作業も初心者では管理が難しいことがあります。品質のバラツキをなくすためには、作業員の採用や育成まで検討しなければならず、人手不足が続く現場ではより厳しい問題であるといえるでしょう。

人件費・食品ロス

解凍方法によっては必要な食材を予測して、使用する1日~2日前に解凍を始める必要があるケースも少なくありません。しかしその場合量を見極めることが非常に難しく、多く解凍してしまうと食品を廃棄しなければならなくなってしまう可能性もあるでしょう。

またスタッフの調理時間も増えるため、人件費が多くかかってしまうというのも冷凍食材を使用することの課題でもあります。熟練度によってできる作業が異なることで、作業効率が悪くなってしまうケースもあるでしょう。

point
  • 「流水解凍」や「塩水解凍」は菌が増加しやすく鮮度を損ないやすい
  • スタッフの熟練度により、解凍品質にバラツキが出てしまうことがある

解凍機を導入する際、どのようなことが気になりますか?アンケート調査しました!

解凍機は非常に便利な設備ですが、導入にあたってはいろいろな点が気になってきてしまうものでしょう。そこで、当サイトでは解凍機を導入する際に気になる点についてのWEBアンケート調査を行いました。さっそく結果を見ていきましょう。

第1位は「ランニングコスト」でした。解凍機は基本的に業務用の機械となっているため、運用していくにはそれなりにコストがかかってきてしまうものです。そのため、どのくらいのランニングコストがかかるのかについてはあらかじめ詳しく確認しておいたほうがよいでしょう。解凍にかかる時間が短い解凍機なら、長時間動かし続けなければいけないタイプの解凍機と比べてランニングコストが抑えられることが見込めるので、そういったタイプを探してみてはいかがでしょうか。

第2位は「解凍時間の速さ」でした。解凍機によってどのくらい解凍に時間を必要とするのかは違っていて、選ぶ際は実際の利用する状況を想定して、それにしっかりと適したものを選ぶことが大切です。解凍時間が速ければそのほかの作業もより効率的に進められるようになる場合が多いため、完全解凍も素早く行えるというような魅力的な性能を持った解凍機を選ぶようにするとよいでしょう。

第3位は「衛生面」でした。食品を扱う以上、解凍機には衛生面についての工夫も求められます。解凍方法でなるべく品質が落ちない方法を選ぶことも重要ですが、周辺環境も大切です。汚れたら洗浄しやすく、できるだけ簡単に維持できるようになっているものが理想的です。気になる解凍機と出会ったら、その解凍機はどのようにして衛生的な状態を保てるようになっているのかを忘れず確認するようにしましょう。

以上がアンケートの結果となります。解凍機導入について気になることとしては以上ですが、実は「解凍時間の速さ」は特に重要なポイントとなります。完全解凍までの時間が短いと、以下のようなメリットがあります。

・高い品質のまま解凍が可能
・必要なスペースも最小限に
・受注から出荷へのスピードも向上

解凍時間が速くなった結果、これらのメリットが発生し歩留まりが高くなります。そのため、解凍時間の速さは「ランニングコスト」や「衛生面」にも影響を与えるのです。次の見出しでは、他にも解凍機を選ぶ際のポイントを詳しく紹介します。

解凍機を選ぶ際の、比較ポイントを紹介!

解凍機メーカー比較ポイントの画像

工場での解凍にかかる人的なコスト、そしてさまざまな課題を解決するためにも、解凍機は自社のニーズに合わせたものを選ぶ必要があります。ここでは解凍機を選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介するので、解凍機選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

解凍方法の種類

解凍方法は各メーカーの解凍機ごとにさまざまであり、特徴も異なるのでしっかりと比較検討したい部分です。たとえば解凍庫内の温度をコントロールするとともに、食材に風を当てることでムラなく解凍できるタイプや、食材を入れた庫内を真空にして均一に解凍する方法などがあります。

ほかにも低温の庫内に水蒸気を連続して送ることで解凍する方法や、低温かつ高湿度をキープすることで素早く均一に解凍する方法や、高周波の電磁波を利用した解凍などもあります。それぞれの解凍方法によってメリットやデメリットもあるので、扱っている食材との相性なども踏まえたうえでどのような解凍方法の解凍機が適しているのかを判断してください。

衛生面

食品衛生法の改正により、2021年6月から「HACCP」という食品の安全性を高めるための衛生管理が完全義務化されています。この法改正では従業員51名以上の食品を扱う事業者や営業者がすべて対象となり、従業員は食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を理解し全行程で安全性を確保する必要があります。

もちろん解凍機による工程でも異物混入などの危険性を管理することが求められており、衛生管理を行う際に薬品などを使用することが難しくなっています。そのため薬品を使用せず、安全な状態をキープできるような解凍機や、自動洗浄でつねに清潔さを保てるようなシステムになっている解凍機を選ぶことが大切です。また解凍を行う際の菌の増殖にも配慮が必要であり、その危険性を排除できる解凍方法の解凍機を選ぶことが大きなポイントでもあります。

ランニングコスト

解凍機を選ぶ際には、ランニングコストにも注意したいものです。解凍方法によっても電気代や水道代などのコストは変わってくるので、長い目で見たときのコストは徹底的に調べておくべきだといえるでしょう。たとえば手軽に解凍ができる流水解凍の場合、解凍している間流し続ける水道代は大きなコストになってしまいます。

ただしエネルギー効率が高くランニングコストは抑えられても、初期の設備投資が高額になる高周波解凍機などもあるので、ランニングコストだけを見て決めてしまうと予算に合わなくなってしまうこともあるでしょう。そのため自社の運用に合っていることを前提として、ランニングコストを抑えられ、長期的に見て利益性の高い解凍機を選ぶのがおすすめです。

解凍時間

解凍時間も、解凍機選びでチェックしたいポイントのひとつです。解凍に長い時間がかかるものだと、数日後に使用する食材の量を予測して解凍を始めなければならず、予測がはずれた場合に食材のロスや不足などの問題が起きてしまうことがあります。

品質を保ちながらもスピーディに解凍できる解凍機であれば、効率的に解凍を行うことができ、食材のロスや不足などのトラブルにも対応しやすくなるでしょう。解凍時間は解凍方法によっても大きく変わるので、解凍方法と併せて確認し、適切なものを選びましょう。

管理が簡単か:操作性

管理や操作性に関しても、購入前に必ずチェックしておきましょう。とくにこれまでの解凍機とは異なるタイプや異なるメーカーの製品を導入する場合や、初めて解凍機を購入する場合、管理や操作が難しいとスムーズに導入できなかったり、研修などに多くの時間が必要になってしまったりするため無駄が生まれてしまいます。

また管理や操作が難しいと熟練度によって扱える範囲が変わってしまい、人的なコストや効率面でも課題が発生してしまう可能性があります。だからこそ、誰でも管理や操作が簡単で熟練度に左右されず扱えるような解凍機を選ぶことがおすすめです。実際にテスト機などを試しながら、操作性などをチェックしてみましょう。

要望に合わせた設計を行ってくれる企業も視野に入れよう

さまざまな種類の解凍機が発売されていますが、すべての項目で自社の希望にぴったり合うような解凍機を見つけるのは非常に難しくもあります。ただしなかには、運用の範囲や大きさなど設置場所に合わせた設計を行ってくれる企業もあります。

解凍機は長く利用するものでもあるので、無理に妥協して使いにくいものやサイズの合わないものを選ぶより、設計から依頼したほうが結果的にメリットが大きいといえるでしょう。ぜひ要望に合わせた提案ができる企業の製品も視野に入れて、解凍機選びをしてみましょう。

補助金制度を確認してみよう!

解凍機を導入する際には、「事業再構築補助金」「ものづくり補助金」などの補助金制度を活用することもできます。補助金を受け取ることができれば設備投資をしやすくなりますが、申請するためにはさまざまな要件をクリアする必要もあります。詳しくは各制度の公式サイトをチェックして、必要な手続きを行ってください。

point
  • 解凍機を選ぶ際は、解凍方法や解凍時間、管理や操作のしやすさなどをチェックしよう
  • 運用の範囲や大きさなど設置場所に合わせた設計を行ってくれる企業もおすすめ

解凍方法の種類と特徴について

解凍機メーカー種類と特徴の画像

前項でも簡単にご紹介しましたが、解凍機の解凍方法は各メーカーや製品によって大きく異なります。ここでは代表的な解凍方法の種類とそれぞれの特徴をご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

マイクロ波解凍とは?特徴は?

マイクロ波解凍とは、2450MHzもしくは915MHzなど周波数が高いマイクロ波を利用して食品を解凍する方法です。マイクロ波は電子レンジと同じで水に対しての発熱性が非常に高いという特徴を持っています。

具体的にはマイクロ波が食品内部の水分子を振動させて内側から加熱する方法で、製品の一部で解凍が進み氷が解けるとそこに集中加熱し過加熱状態になるという特性もあります。また真空によって表面の氷や霜が一気に気化して表面を冷やすことを繰り返し、表面と中心温度の差を小さくして食品の品質を守ってくれるのもマイクロ波解凍の大きなポイントです。内部からの加熱は解凍速度が速く、大きな食品でも均一に解凍できるというメリットがありますが、厚みがありすぎると中心部まで電磁波が届きにくく解凍にムラができることもあります。

冷凍マグロやカツオなど、身の厚い魚を刺し身にする際にもマイクロ波解凍は活用されており、食肉店や鮮魚店、スーパーなどの小売店でも導入が進んでいます。じつはマイクロ波解凍された食材を口にしている方も少なくありません。

流水解凍とは?特徴は?

流水解凍とは、厨房のシンクやバットなどに水または温水を入れて、そこに食材を浸して水を流しながら解凍する方法です。食材は保存袋などでパウチした状態で水が入らないようにして浸すこと、また流水を当てるだけでなく水に沈めることが解凍時間を短縮させるポイントでもあります。

流水解凍は熱伝導率の高さが大きな特長ですが、通常温度帯約10度~40度ほどの水に食品を入れるので、食品の酵素反応が活発になりやすく、水に触れている表面から徐々に食品の色や食感が変わってしまう可能性もあります。場合によっては臭いが発生することもあるので、注意が必要です。

またドリップが出やすいというのも流水解凍のデメリットなので、基本的には生の食材の解凍には向いていません。加熱済みの惣菜や下味がついている半調理品、下茹でされている冷凍野菜などは流水解凍でも品質が下がる可能性が低くおすすめです。

高周波解凍とは?特徴は?

高周波解凍は1~3MHzという高域周波数の電磁波を活用し、冷凍品を加熱して解凍する方法です。詳しい仕組みとしては、高周波によって生じる磁界作用が食品の内部に非常に強い電子運動を引き起こして熱を発生させ、内部から解凍を行っていくというものです。

表面を溶かさない方法であるため、品質を下げたり旨味を逃す可能性が低く、食品の厚みやサイズに左右されず均一に熱を伝えられるというメリットがあります。また短時間での解凍が可能であるため、解凍が完了した後でも旨味や食品の鮮度を損なわないというのも高周波解凍の強みです。さらに生鮮食品を解凍する際にはドリップが流出しないので、食肉や鮮魚の加工工場やスーパーなどでも広く利用されています。

ただし高周波解凍は設備自体が高額であるというデメリットもあります。エネルギー効率がいいためランニングコストを抑えることはできますが、初期の投資が高額になってしまうので予算との兼ね合いで購入に踏み切れない方もいるでしょう。

また高周波解凍機には食材の形状に限りがあるのもデメリットで、解凍する場合は円柱などの形状が最適であり角状の食材には不向きとなっています。またバッチ式のような大量解凍ができないので、大量解凍が必要な現場はほかの解凍機を検討したほうがいいでしょう。

低温高湿度解凍とは?特徴は?

低温高湿度解凍は、庫内において低温で湿度の高い蒸気が水へ凝縮する際に生じる潜熱を活用して食品を解凍する方法です。蓄熱とは、物質が固体から液体、液体から気体などに変化する際に必要な熱エネルギーのことで、相対湿度が100%近い水蒸気が水に変化する際の蓄熱は氷が水に溶ける際に放出される熱よりも大きいとされています。

それに加えて水蒸気の温度を30度~40度の一定に保つことができるので、食品を解凍する場合に課題となるムラを解決してくれます。このような特徴から食材を選ばない低温高湿度解凍は、生鮮食品などはもちろん調理済みの弁当や惣菜、ケーキなどの菓子類まで幅広く解凍できるので、さまざまな食品加工現場で導入されています。

さらに解凍時には排水が発生しにくいため処理の手間も省くことができ、誰でも扱いやすいというメリットもあります。設置するためにはやや広めのスペースが必要であったり、導入時の設備投資は高めになってしまったりというデメリットもありますが、ランニングコストの低さは抜群なので、総合的に見て非常に導入へのメリットが大きいといえます。

おすすめの解凍方法は「低温高湿度解凍」!

さまざまな解凍方法をご紹介しましたが、この記事でおすすめしたいのは低温高湿度解凍です。短時間で均一に解凍ができ、食材を選ばないので食品加工などを行う現場なら幅広く導入することができるからです。またランニングコストが低く長い目で見てもメリットが大きいので、ぜひ低温高湿度解凍の解凍機の導入を検討してみてください。

point
  • 解凍方法には、マイクロ波解凍、流水解凍、高周波解凍、低温高湿度解凍などの種類がある
  • どんな食品でもムラなく解凍できる「低温高湿度解凍」がおすすめ

低温高湿度解凍のメリット

低温高湿度解凍のメリットの画像

低温高湿度解凍がおすすめであることは前述の通りですが、ここではより詳しく低温高湿度解凍のメリットをご紹介します。ぜひチェックして、低温高湿度解凍について理解を深めていきましょう。

ドリップの発生を減らして解凍ができる

低温高湿度解凍の大きな特長のひとつとして「低温」で解凍することが挙げられます。一般家庭においても常温での解凍と冷蔵庫での低温解凍ではドリップ発生の差を感じている方もいるかもしれませんが、業務用の解凍機でも同じことがいえます。

低温高湿度解凍では低温かつ湿度のある空気で解凍を行うため、ドリップの発生を防ぐだけでなく、食材の乾燥を防ぎ、変色も抑制してくれるため高品質な解凍を叶えてくれるでしょう。またドリップの発生が少ないことは食品の見た目や風味がよくなることはもちろん、微生物増殖の予防にも繋がります。食品衛生法への対応や安全な食品の提供するための、衛生面での不安も低温高湿度解凍は解消してくれるでしょう。

スピーディーにムラなく解凍ができる

低温高湿度解凍は湿度の高い蒸気が水へ凝縮する際に生じる潜熱を活用して解凍する特殊な技術で、非常にスピーディな解凍ができるというのも大きなメリットです。解凍時間を抑えられることでもドリップ発生を抑制でき、高い品質を保つことができます。

また解凍機のなかはつねに低温状態であることに加え、風量や風向きの調整も可能となっています。そのため、どのような食品でもムラなく解凍できるというのも大きな魅力です。このような特徴からすでに調理されている惣菜や半調理品などはもちろん、ケーキなどの菓子類にも対応でき幅広い場所で選ばれています。

なかでも畜肉や魚介類といった解凍には高い効果を発揮してくれ、食材の品質にこだわる現場で満足されている解凍方法だといえます。スピーディな解凍は人的コストへの削減につながるケースもあるので、これから解凍機の導入を考えている方は、ぜひ低温高湿度解凍ができる冷凍機を検討してみてください。

ランニングコストが低く経済的

低温高湿度解凍は、ほかの解凍機に比べてランニングコストが安いというメリットもあります。必要なのは加湿用の水道代と電力代のみであり、それ以外の汚水処理費用などは一切かからないので非常に経済的です。長く利用すればするほどコスト削減の効果も高くなっていくので、長期的に見て低温高湿度解凍の冷凍機を選ぶ方も多いでしょう。

その反面一般的な業務用解凍機に比べて導入のコストは高めとなっています。そのため高い導入費に見合う生産性が求められますが、ランニングコストが低いことから長期利用が前提であれば大きな問題とはならないでしょう。

低温高湿度解凍機を提供している会社のなかには、大きさや導入コストなど、導入を希望する方それぞれの要望に合わせた提案ができる会社もあるので、費用面での不安を解消するためにぜひそのような会社に相談してみてください。

point
  • 低温高湿度解凍はドリップの発生を防ぐことができ、微生物増殖の予防にも繋がる
  • 低温高湿度解凍に必要なのは加湿用の水道代と電力代のみなのでランニングコストが安い

比較ポイントを押さえて、用途に合った解凍機メーカーを探しましょう!

冷凍食材を扱う現場での解凍に関するさまざまな課題や問題を解決するためには、自社の運用に適した解凍機を選ぶことが大切です。さまざまなメーカーから豊富な種類の解凍機が販売されていますが、まずは気になるメーカーにお問い合わせや資料請求などを行って比較し、用途に合った解凍機を導入しましょう。

解凍機メーカーおすすめ6選!

プロトンエンジニアリング株式会社 /プロトン解凍機

プロトンエンジニアリング株式会社 /プロトン解凍機
引用元:https://proton-eng.co.jp/

おすすめポイント

ポイント1 低温高湿度解凍(相対湿度100%)と差圧式エアレーションで急速解凍を実現!業界NO1
ポイント2 専用台車不要!樹脂コンテナを使って解凍できる
ポイント3 解凍プログラムで表面温度と中心温度をコントロールできる

導入コストを抑えられる!徹底したヒアリングによって最適なオーダーが可能!

プロトンエンジニアリング株式会社はヒアリングを徹底しており、ユーザー様のニーズに合わせたオーダーメイド設計が可能。既存の冷蔵庫・解凍機の改修も可能。状況に適した柔軟な提案が可能となっているため、余計な費用がかかることなく、コストを抑えられるのも大きな強みです。

導入後のサポートや点検に対応しているため、導入後も頼りになる存在だといえるでしょう。

基本情報

サイズ(大型)
処理量目安
ニーズに合わせてサイズ指定が可能
サイズ(中型)
処理量目安
ニーズに合わせてサイズ指定が可能
サイズ(小型)
処理量目安
ニーズに合わせてサイズ指定が可能
解凍方法の種類低温高湿度解凍
システム管理方法・-5℃保管で連休対応
・冷蔵庫として使用可能
・段ボールの半解凍も可能
・解凍食材に合わせ、プログラムを調整し表面温度が上昇しすぎないよう自動調整が可能
衛生管理方法自動洗浄機による洗浄
問い合わせ方法電話、メールフォーム
会社情報プロトンエンジニアリング株式会社
東京都品川区南大井二丁目7-9 アミューズKobayashiビル 3階

納入事例

株式会社サンテツ技研 /DEPAK解凍機

株式会社サンテツ技研 /DEPAK解凍機
引用元:https://www.depak.jp/

おすすめポイント

ポイント1 均一に解凍可能
ポイント2 操作性がよい
ポイント3 汚れにくく洗いやすい

解凍時の歩留まりが最大5%改善!解凍ムラが少ない!

株式会社サンテツ技研の解凍機には、DEPAKという独自技術が使われています。この技術によって、細胞のひとつひとつを均等に解凍でき、細胞組織が壊れるのを防げることで解凍時のドリップを抑えることが可能です。

解凍時間の短縮にもつながり、一般的な冷蔵庫解凍と比較すると作業時間が14時間短縮したというケースもあります。

基本情報

サイズ(大型)
処理量目安
記載なし
サイズ(中型)
処理量目安
記載なし
サイズ(小型)
処理量目安
処理量目安:~180kg​
解凍方法の種類DEPAK解凍
システム管理方法解凍後、鮮度保持に自動的に切り替わる
衛生管理方法手動洗浄
問い合わせ方法電話、メールフォーム
会社情報株式会社サンテツ技研
神戸市中央区海岸通5番地(商船三井ビル7F)

納入事例

フードテクノエンジニアリング株式会社 /サイドサテライトシステム解凍庫

フードテクノエンジニアリング株式会社 /サイドサテライトシステム解凍庫
引用元:https://foodtechno-eng.co.jp/

おすすめポイント

ポイント1 ワンストップサービス
ポイント2 さまざまな分野での納入実績を持つ
ポイント3 お客様ファーストを掲げる

シンプル構造で衛生環境が高い状態を維持できる!タッチパネル操作が可能!

フードテクノエンジニアリング株式会社の解凍機は、風量コントロールや正逆運転によって、循環ファンが解凍ムラを抑えてくれるという強みがあります。+10度以下での温度管理により、製品焼けや変色が抑えられるのも特徴です。

凝縮潜熱を利用した解凍方式となっているため、表面と中心の温度差が少なく、ドリップまで抑えられます。

基本情報

サイズ(大型)
処理量目安
記載なし
サイズ(中型)
処理量目安
記載なし
サイズ(小型)
処理量目安
記載なし
解凍方法の種類凝縮潜熱を利用した解凍方式
システム管理方法多様な解凍パターンを用意
衛生管理方法自動洗浄機能搭載
問い合わせ方法電話、メールフォーム
会社情報フードテクノエンジニアリング株式会社
大阪府大阪市西淀川区佃 5丁目9番5号

納入事例

新星冷蔵工業株式会社 /解凍プラント淡雪シリーズ

新星冷蔵工業株式会社 /解凍プラント淡雪シリーズ
引用元:http://www.shinsei.co.jp/product/melts.html

おすすめポイント

ポイント1 豊富なタイプがある
ポイント2 自動の夜間解凍機能を持つ
ポイント3 多量の解凍を短時間で行える

ドリップ、目減り、変色といった問題が解決されている!タイプも豊富!

新星冷蔵工業株式会社の解凍機・解凍プラントは、ドリップや目減り、変色といった、従来の解凍で問題とされてきた部分が解決できるようになっています。種類の幅も広く、コンパクトなタイプから大型なタイプまで、10タイプが存在します。

2種類の二次冷媒を活用し、解凍から保管まで自動的に行えるようになっているのも便利なポイントです。

基本情報

サイズ(大型)
処理量目安
処理量目安:5t
サイズ(中型)
処理量目安
処理量目安:500kg
サイズ(小型)
処理量目安
処理量目安:100kg
解凍方法の種類記載なし
システム管理方法2種類の二次冷媒により解凍から保管まで自動で行える
衛生管理方法二次冷媒を使用しているので霜が付かない
問い合わせ方法メールフォーム
会社情報新星冷蔵工業株式会社
東京都品川区東中延2-8-10 マツダビル1F

フジ技研工業株式会社 /解凍マイスター

フジ技研工業株式会社 /解凍マイスター
引用元:https://www.fujigiken.net/

おすすめポイント

ポイント1 ハイクオリティの製品を開発
ポイント2 衛生面が高水準
ポイント3 画期的な解凍システムを採用

「低温高湿ミストシステム」という画期的なシステムを採用!いくつかのタイプが存在!

フジ技研工業株式会社は、1986年の設立以来、独自の視点からオリジナリティあふれる製品を開発し続けている会社です。全国各地の大手企業が採用している解凍機である「解凍マイスター」を開発した実績を持っています。

解凍マイスターには低温高湿ミストシステムという画期的な解凍システムが使われており、品質最優先での解凍が実現します。

基本情報

サイズ(大型)
処理量目安
処理量目安:3t
サイズ(中型)
処理量目安
処理量目安:1t
サイズ(小型)
処理量目安
処理量目安:200kg
解凍方法の種類低温高湿ミストシステム
システム管理方法品質を重視した最新プログラムを搭載
衛生管理方法超高出力紫外線殺菌ランプを採用
問い合わせ方法電話、メールフォーム
会社情報フジ技研工業株式会社
宮城県宮城郡利府町中央3丁目5-1

納入事例

明治機械株式会社/マイクロ波解凍機 MIP型

明治機械株式会社/マイクロ波解凍機 MIP型
引用元:https://www.meiji-kikai.co.jp/microwave/

おすすめポイント

ポイント1 大量の解凍に対応
ポイント2 世界最速クラスの解凍速度
ポイント3 マイクロ波解凍を採用

1時間当たりの最大解凍能力は驚きの15.4t!短時間での解凍が可能!

明治機械株式会社の解凍機は、1時間当たりの最大解凍能力がなんと15.4tという驚異的な数字となっており、大量の解凍を素早く行いたい場合は導入を検討するのがおすすめです。

解凍速度に関しても優れていて、世界最速クラスのスピードを誇ります。解凍方式はマイクロ波解凍が採用されているので、ドリップがほとんど発生しません。

基本情報

サイズ(大型)
処理量目安
処理量目安:10~35t/日
サイズ(中型)
処理量目安
処理量目安:500kg~2t/日
サイズ(小型)
処理量目安
記載なし
解凍方法の種類マイクロ波解凍
システム管理方法記載なし
衛生管理方法庫内の水洗い可能
問い合わせ方法電話、メールフォーム
会社情報明治機械株式会社
東京都千代田区神田司町2-8-1(PMO神田司町9F)

【その他】解凍機メーカーをご紹介

  • 北日本ボイラ株式会社(真空解凍装置)
    会社名北日本ボイラ 株式会社
    住所北海道札幌市白石区栄通11丁目4番35号
    TEL011-852-7901
  • ホシザキ株式会社(テーブル形解凍庫)
    会社名ホシザキ株式会社
    住所〒470-1194 愛知県豊明市栄町南館3-16
    TEL0562-97-2111
  • 細田工業株式会社(冷凍ブロック解凍装置【流廻】)
    会社名細田工業株式会社
    住所〒581-0063 大阪府八尾市太子堂2丁目2−38
    電話番号072-994-1684
  • 株式会社前川製作所(低温高湿度解凍機ハイパーフレッシュ)
    会社名株式会社前川製作所
    住所〒135-8482 東京都江東区牡丹3丁目14番15号
    電話番号03-3642-8181 (代)
  • 株式会社フリーザーシステム(プレハブ外装式解凍庫)
    会社名株式会社フリーザーシステム
    住所〒820-0111 福岡県飯塚市有安958-5
    電話番号0948-82-4411
  • ワタナベフードソリューション株式会社(Zero)
    会社名ワタナベフードソリューション株式会社
    住所〒461-0003 愛知県名古屋市東区筒井3丁目28-32 グレイシス葵1F
    電話番号052-753-5262
  • フクシマガリレイ株式会社(冷水チラー)
    会社名フクシマガリレイ株式会社
    住所〒555-0011 大阪府大阪市西淀川区竹島2-6-18
  • 直本工業株式会社(シー・プロント・グランデ)
    会社名 直本工業株式会社
    住所〒543-0031 大阪市天王寺区石ヶ辻町19-8
    電話番号06-6775-2500(代)
  • 山本ビニター株式会社(高周波解凍装置テンパトロン)

     

    会社名山本ビニター株式会社
    住所〒543-0002 大阪市天王寺区上汐6丁目3番12号
    電話番号06-6771-0605(大代表) 
  • 株式会社タイヨー製作所(除菌解凍装置)
    会社名株式会社タイヨー製作所
    住所〒041-1221 北海道北斗市清水川226-10
    電話番号0138-77-1001(代表)

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引用元:https://proton-eng.co.jp/

引用元:https://www.depak.jp/

引用元:https://foodtechno-eng.co.jp/

引用元:http://www.shinsei.co.jp/product/melts.html

引用元:https://www.fujigiken.net/
引用元:https://www.meiji-kikai.co.jp/microwave/
会社名プロトンエンジニアリング株式会社株式会社サンテツ技研フードテクノエンジニアリング株式会社新星冷蔵工業株式会社フジ技研工業株式会社明治機械株式会社
製品の強み・完全低温スピード解凍!
・冷蔵保管機能搭載!
・鶏肉からドラム缶まで幅広く対応!
解凍時の歩留まりが最大5%改善!解凍ムラが少ない!シンプル構造で衛生環境が高い状態を維持できる!タッチパネル操作が可能!ドリップ、目減り、変色といった問題が解決されている!タイプも豊富!「低温高湿ミストシステム」という画期的なシステムを採用!いくつかのタイプが存在!1時間当たりの最大解凍能力は驚きの15.4t!短時間での解凍が可能!
サイズ(大型)
処理量目安
ニーズに合わせてサイズ指定が可能記載なし記載なし処理量目安:5t処理量目安:3t処理量目安:10~35t/日
サイズ(中型)
処理量目安
ニーズに合わせてサイズ指定が可能記載なし記載なし処理量目安:500kg処理量目安:1t処理量目安:500kg~2t/日
サイズ(小型)
処理量目安
ニーズに合わせてサイズ指定が可能処理量目安:~180kg​記載なし処理量目安:100kg処理量目安:200kg記載なし
解凍方法の種類低温高湿度解凍DEPAK解凍凝縮潜熱を利用した解凍方式記載なし低温高湿ミストシステムマイクロ波解凍
システム管理方法-5℃保管で連休対応
冷蔵庫として使用可能
段ボールの半解凍も可能
解凍後、鮮度保持に自動的に切り替わる多様な解凍パターンを用意2種類の二次冷媒により解凍から保管まで自動で行える品質を重視した最新プログラムを搭載記載なし
衛生管理方法自動洗浄機による洗浄手動洗浄自動洗浄機能搭載二次冷媒を使用しているので霜が付かない超高出力紫外線殺菌ランプを採用庫内の水洗い可能
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